治安維持軍法律・国会対策担当次官「《地上の悪》に該当するならず者どもは死刑」
2007年06月07日付 Iran 紙

【事件部】司法機関による裁判の結果、イスラーム社会を脅かす《地上の悪》(地上に頽廃をまき散らした者)〔訳註〕に該当する一部のならず者には、死刑が宣告されることもあるだろう。

 治安維持軍法律・国会対策担当次官のメフディー・モハンマディーファル司令官は、このように述べた上で、ならず者の摘発や社会的安全向上計画の実施について、「多くの会議で、この分野で法的にカバーされていない部分、とりわけ〔ナイフなどの〕刀剣類の扱いが審議された」と語った

 他方、さまざまな調整が行われた結果、[社会の安全の]脅威となる道具として、刀剣類・非通常武器の携帯を禁止する案が、提案という形で国会の司法委員会に提出された。

 アーモル選出の国会議員も同提案を提出した一人で、現在のところ、同提案のうち第一種緊急法案となった部分については、150票以上の賛成票によって国会で可決されている。

 同氏〔アーモル選出の国会議員、あるいはモハンマディーファル司令官〕は続けて、「この法案は来月から施行される。その結果、警察が認める例外的なケースを除き、刀剣類の携帯は〔当局の〕管理下に置かれ、その生産・販売・携帯は禁止されることになる」と語った。



「地上の悪」とはクルアーンにみられる表現で、「地上で悪を働き、頽廃を撒き散らす者」の意。これに類した表現は、管見の限りで、クルアーン2:60、5:64、7:74、11:85、18:94、26:183、29:36、38:28にみられる。

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( 翻訳者:島崎紗帆 )
( 記事ID:11101 )