果物の価格、今後よりお求めやすく:青果関係者が予想
2007年06月17日付 Jam-e Jam 紙

【経済部】青果販売者共同組合長のホセイン・モハージェラーン氏は、「現在果物類の価格は比較的適正水準を保っており、新鮮な果物が新たに入荷することで、価格は今後より下がるだろう」と述べた。

 モハージェラーン氏はISNA(イラン学生通信)に対し、「現在消費者価格は高い水準にはなく、農家も損失を受けていない」と語った。

 同氏はスイカの市場価格が〔キロ当たり〕700~1000リヤール(約9~13円)だとした上で、メロンについては次のように述べた。「現在、カーシャーン産とナーイーン産のメロンが市場を占めているが、10日もすればサーヴェ産のメロンが入荷するはずで、そうなれば、この農作物の価格はもっと下がり、供給量も多くなるだろう」。

 モハージェラーン氏は、今年は都市周辺部のアンズの収穫量が少ないとした上で、「アンズの価格は少し高くなっているが、シャーフルード産、さらにアゼルバイジャン産のアンズが入荷すれば、10日以内にこの果物は十分な量が、きわめて安価な価格で供給されるだろう」と語った。

 同氏は、高品質のスイートチェリーの青果市場での価格は〔キロ当たり〕15000リヤール(約200円)であるとした上で、次のように述べた。「スイートチェリー1キロに対して労賃が1300~1500リヤール(約17~20円)かかり、またサワーチェリーの価格がキロ当たり2000リヤール(約26円)であることを考えると、この価格はそれほど高くはないが、テヘラン周辺部、シャーフルード、及びマシュハドのスイートチェリーが入荷すれば、この価格も下がるだろう」。

 同氏は、今年はモモが豊作であると指摘した上で、「今年はモモが安価で供給されるだろう。ダシュテ・モガーンのモモに続いて、サーリーやゴルガーン、アラーク、アゼルバイジャンからこの果物が市場に届くだろう」と述べた。

 モハージェラーン氏は、現在市場に出回っているザーボルとザーヘダーンのブドウは初物であるし、さらに「今後1週間のうちに、ヤーフトアーバードの赤ブドウも市場に加わるだろう」と続けた。

 同氏は、バナナの販売価格は現在〔キロ当たり〕8000リヤール(約100円)であるとして、さらに次のように述べた。「この果物の現実の価格は、まさにこの水準で推移しており、1年のある時期にバナナの価格が上がったというのは正しくない。〔このようなことがないよう今後も〕この農産物の市場価格には、つねに監視の目を光らせておく必要がある」。

 モハージェラーン氏はまた、人々の購買力の現状について、「人々はみな、少なくとも一度は初物の果物を買うものだが、それを続けるかどうかはそれぞれの家の家計次第である。一般的には、一度買ってしまえばそれで満足してしまう傾向にある」と語った。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:11190 )