ホライゾン財団、渋谷にトルコ人学校開校
2007年06月24日付 Yeni Safak 紙

関係を継続的に発展させている、日本とトルコの間で教育現場での活動も、進展してきている。日本で活動する在日トルコ人は、教育現場で素晴らしい活動を印している。そうした活動のひとつであるホライゾン財団は、先週金曜日に東京の渋谷という素晴らしい街に新しくできたトルコ人学校開設を祝した。

学校開設事業は、ソルマズ・ウナイドゥン前駐日トルコ大使が密接な関係にあった、渋谷区に提案したことで始まった。

この提案に賛同した桑原敏武渋谷区長は、友好都市協定を結ぶ(イスタンブルの)ウスキュダル区のメフメト・チャクル区長の勧めもあり、この件を区でとりあげ区議会で肯定的な決定がなされた後、学校の概要を明らかにするに至った。渋谷区は21世紀のヴィジョンを「平和・国際都市 渋谷」としており、開校される学校がこのヴィジョンに沿って活動をしていく必要があると決めた。

この学校が相互に影響を及ぼす学校になる必要があるとのことから、別途場所を割当てる代わりに既存の学校(神宮前小学校)の施設の一部を貸し出すとの考えが重視され、日本の歴史上初めて公立学校の一画が新学校として準備された。

全ての必要経費は渋谷区が負担をし、在日トルコ人によって室内準備がおこなわれ、このプロジェクトの名前は、共同の学校ということから「神宮前国際交流学級」となった。

開校式典は両国双方に素晴らしいイベントとなった。日本、トルコ両国国歌で始まった式典は、ついでホライゾン財団のムスタファ・アルスラン会長の挨拶となった。

その中で、この学校が特に日本とトルコの関係、そしてさらには世界の平和に貢献することになると感じるとの信念を強調したアルスラン氏に対して、会場を埋めた大勢の招待客は拍手を送った。

学校開設事業を直接すすめてきた桑原渋谷区長は、平和が言葉だけでなく、具体的な活動で手にすることができると話した。桑原区長は、学校の開校が自分たちにとってもとても喜ばしいことで、プロジェクトへの支援を継続していく、と話した。

区長の後には、在日トルコ大使館セルダル・ジェンギズ第一参事官、イスタンブル広域市のイドリス・ギュルルジェ市長代理、日本の国会議員の猪口氏、原田氏、チャタルジャ市のイスマイル・イプ市長が、このプロジェクトが評価に値し、文化的影響という観点からも、平和な未来のためにもホライゾン財団の活動を支援し、大きな構想を持つ渋谷区長に感謝すると述べた。

式典は、日本人生徒の歌、ホライゾン日本インターナショナルスクールのコーラスによる英語、日本語、トルコ語の歌、そして映像で今後の展望が示された。この後、トルコのお菓子のロクムとヴァクラバがふるまわれ、特に日本人招待客が美味しそうに食べていた。式典は学校見学を持って終了した。

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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:11226 )