3年後に実をつける有機オリーブ、はやくも日本人が買い付けに
2007年06月29日付 Zaman 紙

安全であるという理由で有機農産物への需要が日に日に増す中、農家の人々もこの分野へ生産を移行させている。

 メフメト・アリ・ビリジ元国会議員はオーストラリアからチャーター機で空輸した苗木をもとに、有機栽培のオリーブ園をアダナにつくった。苗木の植え付けの後に施設を見学した日本人は、三年後に実をつける園内のオリーブやオリーブ油を今から買い付けた。当初1平方キロメートルの有機栽培オリーブ園をつくったビリジ家は、自分たちの農産物へ寄せられた大いなる期待から、5平方キロメートルまで生産を増やす決断をした。

 クウェート人がイスラエルの研究者に用意した有機オリーブ・オリーブ油の生産プロジェクトが、アダナで実現した背景には面白い話がある。クウェート人はプロジェクトがイスラエル人により始められることになったら、両国間に政治的危機が生じかねないとして、断念したのである。
このいきさつを間近で見ていたビリジ家の米国留学中の息子が、このプロジェクトをアダナで行うよう家族を説得した。オリーブ園では水・肥料・土壌中のミネラル分がコンピューターで測定され、機械化された環境の中で点検され、管理し見守られている。
有機栽培オリーブは一年以内に設立されるオリーブ油工場で、必要な工程を経て市場に出される。オリーブが木から採取され、包装されるまでの過程において、人の手が一切触れられないオリーブ油は一級品として世界市場に提供されることになる。ビリジ家は穀物よりもずっと多くの収入が得られるオリーブ油を生産するために、どんな技術投資も惜しまない。
イスラエルの専門家によってつくられた1平方キロメートルのオリーブ園にたいし、政府からの援助を全く受けなかったと明かすメフメト・アリ・ビリジ氏は、やり方について次のように伝えている。
「先祖から学んだものではなく、世界に形成される市場の求める作物を生産するため、生産の全段階は科学的な手法で進められている。高品質で世界で最もすばらしい品種の5万本の苗木をオーストラリアから航空輸送した。苗木が植えられた土地はプロジェクトに合わせて再度整備されている。」

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:11271 )