「我が国の女性たち」祭が開会:内務大臣「社会の文化的豊かさは女性が占める立場によって決まる」
2007年07月01日付 Iran 紙


【社会部】あらゆる社会の文化的な豊かさは、様々な領域で女性がいかなる立場を占めているかで決まる。

 「イラン」紙記者の報告によると、モスタファー・プールモハンマディー内相は、昨日午後「我が国の女性たち」祭開会式でこのように述べた上で、さらに「社会における女性の役割や参加は、注目に値する問題である。というのも、女性の社会参加のあり方は、社会のものの捉え方や潮流を示すものであり、どの社会も女性たちがその中でいかなる地位を占めるかによって理解されるためである」と語った。

 同内相は、「我が国の女性たち」祭が、社会生活の重要な問題の一つである服装問題に焦点を当てているとした上で、さらに次のように述べた。「文化の豊かさに裏打ちされた文明社会には、生き方や社会的関係、社会で一般的とされる人との関わり合い方、交際上の作法や生活習慣について、その社会に固有の規範というものがある」。

 プールモハンマディー内相は、「今日の世界では〔人間同士の〕文化的関わり合い方をめぐって、2つの異なるアプローチと考え方をもつ2つの文化が競い合っている」と指摘し、次のように述べた。「一方には自由主義の文化があり、人間について特定のアプローチを有している。それは特に、アメリカを指導者とする西洋で、アメリカ政府と国民をその代表として提示されている。他方にはイスラームを起源とし、純イスラーム的な考え方を有する文化がある。それはイラン国民をその代表としており、さまざまな注目を浴びている」

 内相はさらに、「我々は自らの歴史的な位置や立場を理解し、またイラン国民は注目を浴びる存在であるということを認識した上で、品行、社会行動、政治や文化、服装、宣伝、映画、建築といった様々な分野で、人々の能力を十二分に開花させねばならない。これは我々全員の肩にかかった大きな義務である」と続けた。

(中略)

 8日間にわたりファッション・ショーを開催

 テヘラン州知事女性問題顧問のファラフナーズ・ガンドフォルーシュ氏は、「我が国の女性たち」祭で催される様々な部門について、「この祭典は今年、展示場が6000メートル、衣装展示が1000メートルの空間で行われ、注目すべき広さとなっている」と述べた。

 同氏は以下のように続けた。「この祭典は、ファッション・ショーを含め、4つの部門に分かれて開催される。そこでは、新しいデザインのチャードル20点、イスラーム諸国のイスラーム服50点、国内のデザイナーによるデザイン60点が、女性来訪者に示されることになっている」。

 同氏はさらに、「この祭典におけるその他の部門としては、女性の職業服120点の展示ブースや、国内の民族衣装、部族民や遊牧民の衣装の展示ブース、数世紀にわたる歴史の中でのイランの女性たちの衣装の展示ブース、そして海外ブースなどがある」とも付け加えた。

 この祭典ではまた、貞節とヘジャーブの問題についての専門的な会議が行われ、この問題についての学生の学位論文やその他の論文等が数点発表される。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:11299 )