「テヘラン本市場」ビル、30年目へ
2007年07月03日付 Hamshahri 紙

【ハムシャフリー・オンライン】エンゲラーブ通りにある「テヘラン本市場ビル」30周年記念セレモニーが2007年7月4日の正午、同所にて開催される。

 ハムシャフリー・オンラインの報道によると、多くの名の知れた出版関係者や出版業者組合関係者らが出席して催されるこの式典では、古参の出版者であり、「本市場ビル」の創設者であるマフムード・カーシーチー氏の努力の半生が称えられる予定だ。

 カーシーチー氏はグーテンベルグ出版の責任者であり、現在80歳を越えている。彼は1976年に本の展示会をこの場所で1週間開催した後、「本市場ビル」に設けられた多くの店舗の営業権を出版社や書籍販売業者に譲渡した。

 「本市場ビル」は現在も、国内の出版物を提供する場としては最も有名な場所の一つであり続けており、レザー・イェクランギヤーン氏(ホジャステ出版社)、マフムード・アルデハーリー氏(アフタラーン出版社)、ホセイン・ザーデガーン氏(ゴグヌース出版社)、マフジューブ氏(エンテシャール出版株式会社〔*〕)、ヤサーヴォリー氏(ヤサーヴォリー出版社)などを初めとする出版業者・書籍販売業者が活躍している。
〔*エンテシャール出版は、ターレガーニーやバーザルガーンといったイスラーム革命のイデオローグたちの書籍を革命前から積極的に出版してきた、由緒ある出版社として有名で、最も重要な革命イデオローグの一人であったモタッハリーも同出版社の設立に関わっている。〕

 この「本市場ビル」の重要な特徴の一つとして、最新刊本が売られていること、そしてここに店を構える店主たちが博識で本についての造詣が深いことが挙げられる。彼らは皆、出版界で数十年という経験を有する強者たちなのである。

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( 翻訳者:中谷登紀子 )
( 記事ID:11326 )