イラク政府による病院増設計画
2007年07月06日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ 閣議決定:バグダード及び各県に計15の病院建設

2007年07月06日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【バグダード:本紙】

木曜(5日)、サラーマ・アル=カファージー副首相顧問によれば、内閣は、2007年度予算で予定されていた、バグダード並びに各県での病院建設の数を10件から15件に増やした。これは、バフラム・サーレハ副首相の事務局と保健省代表らで形成する委員会の勧告に、内閣が合意したものである。同委員会は、(各地の)住民と公共サービスの実態、荒廃のレベルなどを調査の上、各県の中心地に必ずしも集中しないようにしながら、必要に応じて総合病院もしくは専門病院を設立することを決定した。バグダード、ナジャフ、カルバラ、バベル、ディーワーニーヤでは、保健省と地方自治省が協調して必要な敷地を確保した。他県についても同様の手続きを待っているところであり、計画詳細、必要予算等が確定次第、内閣へ上げることになる。バグダードを含む各県に10の病院を建設する費用として100万ドルが計上されていたが、副首相事務局は、病院数の増加並びに予算の上乗せを要請した。合計でベッド数400となる総合病院に加え、産婦人科、小児科、心臓病、一般外科を専門とする病院が、人口密度の高い都市に需要の程度に鑑み設立される予定である。

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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:11341 )