ガソリン・スマートカード及び配給外ガソリンの販売で60人が逮捕:テヘラン110番警察本部長が明かす
2007年07月12日付 Iran 紙

【事件部】配給外のガソリンを販売したり、ガソリン・スマートカードを賃貸ししたテヘランのガソリンスタンド従業員ら60人が逮捕された。

 本紙記者の報告によると、テヘラン110番警察本部長のモフセン・ハーンチューリー大佐は昨日、記者会見でこのように明かし、さらに次のように付け加えた。「これらの者たちは、〔家宅捜索や身体チェックで〕タンスの中や服のポケットからガソリン・スマートカードが発見されたことを受け、警察により司法当局に引き渡された」。

 同大佐はまた、法的許可なしに運賃を値上げしているタクシー会社に対する取り締まりが計画されているとした上で、次のように述べた。「一部の利己的なタクシー運転手が法令を無視して運賃を値上げしたことに対し、われわれとしては違反者を取り締まるために、タクシーの運賃をめぐるいかなる違反行為を目撃した場合も、110番警察に通報するよう市民に呼びかけてきた。その結果過去10日間で、582件の110番通報が警察に寄せられた。これらを取りまとめた上で、取り締まりを目的に違反者たちの氏名をタクシー業者ならびに交通警察に通知した」。

 同大佐は続けて、イランの今年〔2007年3月21日〜〕の初めの4ヶ月間の犯罪発生数が前年の同時期に比べて11%減少したとして、「この間、強盗は5%、武装強盗は40%、殺人は80%減少している」と述べた。

 テヘラン110番警察本部長はさらに、テヘランでは今年、麻薬の摘発が増加していると指摘した上で、「今年はアヘン摘発が12%、ヘロイン摘発が64.1%、ハシーシ摘発が62%、モルヒネ摘発が7%増加している」と語った。

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( 翻訳者:渡井さぎり )
( 記事ID:11387 )