1000年の歴史を有するアラムート城砦、世界遺産に登録へ
2007年07月07日付 Iran 紙
アラムートの城砦の上からみた付近の山の風景(斎藤正道・撮影)
アラムートの城砦の上からみた付近の山の風景(斎藤正道・撮影)

【ガズヴィーン=イラン紙特派員】世界遺産への登録へ向け、ガズヴィーンの歴史遺産アラムート城砦〔訳注1〕に関する報告書が、国連教育科学文化機関(UNESCO)に送られ、間もなく世界遺産に登録された遺跡群に追加される見通しだ。

 ガズヴィーン・アラムート城砦調査局長は、IRNA(イラン国営通信)にこのように述べた上で、さらに「UNESCO代表者はこの砦を視察した際、これを世界遺産に登録することが望ましいとの意見を述べていた。その際、この場所を世界遺産に登録するための条件としてUNESCO側が提示したのは、同地域の歴史遺産と自然の複合的な景観を、そのままの状態で保存することであった」と語った。

 同局長は、「アラムートという場所は、文化遺産と豊かな自然の魅力により、毎年世界中から観光客を惹きつけており、整備が進めば、この場所は我が国の観光と史跡の中心に変わるであろう」と付け加えた。
 
 (中略)

 同局長は更に、「この場所が世界遺産に登録されることで、ここの真の価値が世界中の人々に紹介されるであろう。また、〔遺産保護や歴史研究などの分野における〕国際的な機関による学術的・専門的な協力も利用できるようになるであろう」とも付け加えた。

 チューバック局長はまた、鉱物工学の方法を利用して、この遺跡の中でサファヴィー朝期に属する部分の調査と保護を行っていることを明かした上で、「アラムート(ハサン・サッバーフ〔訳注2〕)の城砦は、ただ1つの遺跡からなっているのではなく、歴史的遺産と精神的遺産という2つ部分からなる1つの〔総合的な〕文化的景観を形成しているのだ」と語った。



〔訳注1・2〕西暦12世紀頃の暗殺教団として知られるイスマーイール・ニザール派教団の指導者、ハサン・サッバーフの城砦。

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( 翻訳者:清水悠史 )
( 記事ID:11407 )