大学の電子手続きに学生殺到、期間中に申請しなかった学生の入学は認めず
2007年07月22日付 Al-Ahram 紙

■5万人の学生が手続き初日に押しかける
■「申請期間に間に合わなかった学生には入学を認めず、いかなる言い訳も受けつけない」

2007年07月22日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

入学担当課が発表した得点層ごとの登録順が守られなかった結果、サーナウィーヤ・アーンマ(訳注:高校課程修了認定試験)の合格者第一陣による入学手続き期間の初日となった昨日、5万人以上の学生が各地のコンピューター・センターや各大学の情報ルームに押しかけた。理系の場合は入学最低ラインの382点(得点率にして93.17%)、文系の場合は340点(得点率にして82.92%)を獲得した学生たちが、希望学部や個人情報の登録を行った。

学生達の多くは、登録用のコンピューター・プログラムの扱いやすさやわかりやすさ、入力を誤った際の指示や暗証番号と座席番号を入力しての訂正の仕方などを評価していた。一方で、コンピューター上に誤って登録されていた項目があった点について、学生の不平が多く聞かれた。誤入力の大半は性別、学生の住所や滞在地、〔スポーツ大会での受賞歴に応じて与えられる〕スポーツ特待ポイントなどの個人情報に関するもので、それらの間違いは一つ一つ訂正しなければならなかった。

 ハーニー・ヒラール高等教育相兼科学研究担当国務相は、カイロ大学の学生寮に置かれた電子手続きメインセンターへの視察と学生との会見を終えた後、本紙のムハンマド・ハビーブ記者に対し、今回受け入れ対象となる学生は男女合わせて13万5千人であり、情報の誤入力に関する苦情や、入学手続きに関する疑問は19468番に電話するか、各大学のコンピューター・センターに出向いて申し立てをすれば、数時間のうちに訂正が行われるであろうと指摘した。また学生たちは正しい手続きの方法や希望学部の登録の仕方、登録が終わった後の受領証受け取りなどをガイドする補助員の助けを得ることができるとも述べた。

続けてヒラール大臣は、得点に応じて定められた自身の手続き期間に電子手続きを行わなかった学生の入学は受け入れず、他の登録期間あるいは訂正期間の終了後の登録も認めないと語り、その場合、国際的なインターネット網と電子手続きプログラムを使えば国内外のどこにいる学生であれ手続き可能である以上、いかなる言い訳も受けつけないと明言した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:11472 )