アーヤトッラー・ジャンナティー「社会的安全なきイスラーム政府に存在意義はない」:トルコ総選挙の結果についても論評
2007年07月29日付 Iran 紙

【政治部】アーヤトッラー・ジャンナティーは、社会的安全計画の継続にあたり治安維持軍ならびに司法権が行ってきた措置と努力に対して、感謝の意を表明した。

 イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ジャンナティー護憲評議会書記はテヘランで行われた金曜礼拝での説教で、「イスラーム政府の目的のひとつは社会的安全を確保することである」とした上で、「仮に我が国において安全というものが存在しなければ、イスラーム政府はその意義を見い出すことはできず、自らの目的を手に入れることも決してない」と述べた。

 同師はまた、バグダードで行われた2回目のイラン・アメリカ大使級協議に言及した上で、「この協議において、イラクでのアメリカの失策が彼らにも理解されたはずだ」と語った。

 テヘラン臨時金曜礼拝導師はまた、先日のトルコ総選挙に言及し、「イスラーム主義政党である公正発展党の議会選挙での勝利は、同国の国民がイスラーム政府を求めていることを意味している」と語った。

 同氏はさらに、「この総選挙の結果は、もし人民が国の圧力から解放され、自身が望むままに選挙をするならば、トルコと同様の結果となるであろうことを示している」と論じた。

 他方、テヘラン金曜礼拝実行本部長は、「第1回目のテヘラン金曜礼拝が開かれて以降、現在まで1452回の説教が行なわれてきた」と語った。

 ホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーンのマスウード・モラーディー氏は、テヘラン金曜礼拝実施28周年を記念して、このように述べた上でさらに、「これらの礼拝の説教のうち、ベヘシュト・ザフラー墓地で24回の金曜礼拝が、テヘランのモサッラー〔=断食明けなどの祝日に集団礼拝が行われる広場のこと〕で1回の金曜礼拝が行われてきた。また、断食明けのフェトル祭で28回の礼拝が、そして犠牲祭で19回の礼拝が行なわれてきた」と続けた。
〔訳注:革命後初めてのテヘラン金曜礼拝は、1979年7月27日、故ターレガーニーを導師として行われた。なお、テヘラン金曜礼拝は現在、テヘラン大学で行われている〕

 同師はまた、「ハーメネイー最高指導者は、1358年デイ月24日(1980年1月14日)に亡きイマーム・ホメイニーからテヘラン金曜礼拝の導師に任命されて以来、現在までに240回の金曜礼拝の説教を行なっている」と語った。

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( 翻訳者:中根敦 )
( 記事ID:11521 )