メキシコ、国境フェンス築くアメリカをハーグに訴える構え
2007年07月30日付 Hamshahri 紙

【ハムシャフリー・オンライン】メキシコ政府は、アメリカがメキシコとの国境に1126キロメートルに渡るフェンスを建設しようとしていることから、アメリカをハーグ国際裁判所に訴える計画を検討している。

カラカス発ニュースセンターの報道によれば、メキシコ政府当局は、この計画により生活環境と生態系にかかわる問題を調査した上で、アメリカをハーグ国際裁判所に訴える予定であると発表した。

またメキシコ政府は、生活環境と国際法の専門家によるこの方面の大掛かりな調査が続けられており、この調査グループに参加している専門家50人のうち数人がアメリカ人であることを明かした。

アメリカ政府は、隣国との国境、とりわけメキシコとの国境に長大なフェンスを築くことで自国への移民の流入が食い止められると主張しているが、このアメリカの措置は市民、及び人権と移民権を擁護する諸機関からの大々的な抗議に直面している。

移民の擁護・支援者らは、アメリカ政府の反移民政策に対し、デモを開いて猛抗議を行ってきた。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:富山彩 )
( 記事ID:11546 )