新型戦闘機、イランで大量生産へ:国防相が明かす
2007年08月07日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】国防軍需相は、「国防省ならびに国軍によって行われた戦闘機アーザラフシュ(稲妻)の飛行実験の成功を受け、イランは現在、同型機の大量生産段階に入った。近い将来、かなりの数の同型機が、軍が保有する戦闘機の列に加わるだろう」と述べた。

 モスタファー・モハンマド・ナッジャール司令官は、同型機の第2世代が近くテスト飛行される予定であり、また世界でも最新鋭の第5世代の戦闘機の製造に向けて、現在研究が進められていると述べた。またナッジャール国防相は、最新の発射コントロール・システムを備えた、イラン国防省製のオスカー・ガード35M.M砲〔?〕の生産ラインが、運用段階にあることを明らかにした。

 国防相はまた、同省を構成する11部門がさまざまな国防・福祉・サービス分野において活動していることに言及した上で、次のように述べた。「現在、われわれは航空産業において、国のミサイル需要を自ら賄うことができる程度の成功を収めている。また現在、ミサイル類の設計・生産は完全に国内で行われており、ミサイルの原材料についても国内生産が実現しているほどだ」。

 同国防相は、イランの国防産業において生産されているものとして、射程距離2千キロメートルの地対地ミサイル、巡航ミサイル、対艦ミサイル、対空・対ミサイル・対戦車〔?〕防衛システムなどを挙げ、さらに「航空機産業においても、軍事・民間の別を問わず、航空機類の修理は国防省において行われており、それだけでなく世界最新鋭の第5世代の戦闘機の生産へ向けて、研究も行われている」と付け加えた。

 国防相はまた、攻撃用・運搬用のヘリコプター数種類、攻撃用・多目的用・偵察用・ピンポイント爆撃用〔?〕などの無人航空機、そして無人航空機コントロール・センターなども自給生産されている例として挙げ、さらに次のように述べる。「さまざまな口径の個人装備用・集団戦闘用銃器、ミサイル発射用の小艦艇、さまざまなクラスの潜水艦、機雷や対艦砲、戦車などの大砲関連の軍需品、及び対化学兵器用の装備などを国防省は生産している」。

 国防相はまた、イランはアメリカの禁輸措置を克服し、F14戦闘機の必要部品を国内生産することも可能になったと述べ、さらに「さまざまな種類の対装甲ミサイル、さまざまな射程距離のロケット砲、さまざまな射程距離・利用方法のある地対地ミサイル、巡航ミサイル、対艦ミサイル、対空防衛システム、対ミサイル用ミサイル〔ミサイル迎撃ミサイル?〕などを、今日我が軍は保有しており、我が軍の力の源となっている」と指摘した。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:11609 )