欧州議会議長、トルコやアラブ諸国との特権的パートナーシップを主張
2007年08月20日付 Hurriyet 紙

欧州議会ハンス‐ゲルト・ポッテリング議長は次のように述べた。「欧州議会の大多数は、トルコが加盟基準を満たすことを条件にトルコの正式加盟を支持しています。しかし私自身は、トルコがEUにとって特別なパートナーになるほうが良いと考えています。さらに我々は、ウクライナやアラブ諸国とも特権的パートナーシップの問題を考えるときにきています。EU拡大の問題について大げさな行動は避けるべきです。そうしないと、ローマ帝国の崩壊に似た結末を避けられない可能性があります」

これらとともにハンス‐ゲルト・ポッテリング議長は、トルコとの加盟交渉の継続、そしてそのためにはエルドアン首相が始めた改革が引き続き進められる必要があることに触れ、「どんな場合でも交渉の継続を保証するものは、トルコがEUの価値観を受け入れ、エルドアン政権が始めた改革を続行することだけです」と話した。
ポッテリング議長は、EU憲法がキリスト教的価値観について明確に言及していないことを遺憾と表現し、「我々がキリスト教的価値観をEU憲法に盛り込んでいないことを遺憾に思います。しかしそれでも結果は変わらないと考えています。なぜなら、キリスト教の基本的な性質である『人間の自尊心に対する敬意』といった価値観がEU憲法にも盛り込まれているからです」 と話した。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:11692 )