イスラーム諸国間の貿易、関税撤廃へ -アンカラで話し合い始まる
2007年09月11日付 Milliyet 紙

イスラム諸国会議機構(İKT)加盟国間で関税障壁が取り外されるため、2度目の優先的貿易交渉の第四回会合がアンカラで始まった。
国家計画庁事務次官のアフメト・トゥクトゥク氏は、会議に寄せたメッセージで、優先的貿易システムが2009年1月に構築される予定であるが、計画は予定よりも遅れていると伝えた。
トゥクトゥクは、İKT加盟国の貿易高は世界全体の貿易の10%であり、これは2005年には15.5%に引き上げられたと述べた。
İKTの経済・貿易協力継続委員会の重要なプロジェクトのひとつである、「İKT加盟国間優先的貿易システム(TPSOIC)枠組み協定」に関する会議には、バングラデシュ、アラブ首長国連邦、モロッコ、ギニア、イラン、カメルーン、カタール、リビア、レバノン、モルディブ、マレーシア、エジプト、パキスタン、セネガル、シリア、チュニジア、トルコ、ウガンダ、ヨルダンから代表者が参加した。会議の前にはクルアーンが読まれた。

■関税率さがる
会議では、優先的貿易システムのための基本的原則と関税に代わるもの、関税以外の障害、優先的貿易協定、三カ国間優先的貿易システムの基本的原則が調印され同意されるプロセスに際しての問題が取り上げられた。
議題となった基本的原則への合意がなされたことで、優先的貿易システムへの移行における法的な基盤作りは完了する予定である。
優先的貿易システムは、İKT加盟国間で段階的に関税率が下げられる一方で、貿易を困難にさせる関税外障壁が減り、そして次第になくなっていくことを見越している。

■「節目となるだろう」
İKT事務総長エクメレッディン・イフサンオール氏はメッセージで、貿易が強化されることは、加盟国の友好関係の結びつき強化という点で、非常に重要な要素であると強調した。イフサンオールはこのことに向けて加盟国に一層の努力を求めた。イフサンオールは、「目的は、İKT内での貿易を増やし、加盟国の推進可能な進歩を確かなものとさせていくことである。TSSOICの基本的原則が受け入れることが重要なひとつの節目となるだろ」と述べた。

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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:11882 )