「ひきこもり」、トルコの若者にも!
2007年09月13日付 Hurriyet 紙

日本では30万人を越す若者に影響を与えている「引きこもり」という病で失われた世代が育っている。日本の精神科医によると引きこもりという言葉の意味は、「何もしない」。若者はこの病気のために何もせずに部屋に閉じこもって、ほとんどの時間をパソコンの前で過ごしている。 

部屋で食事をして眠り、トイレでさえ部屋ですませている。精神学者のアラヌル・オザルプは、引きこもりがトルコの若者も脅かし始めたと述べた。

オザルプ氏は、部屋にこもりきりで、ずっとパソコンでゲームをしているこうした若者達が反社会的になり誰とも話さないと述べ、真剣に治療の必要があることに触れた。また、引きこもりが病気であることが理解されていないと述べ、「この種の精神的不快感においては早急に治療を始める事が重要である。家族は勉強をしていると信じて注意を払わないでいる。子供達がパソコン上で何をしているか見る必要がある。近寄って覗いてみなければならない。見ているサイトに留意し、ゲームをしているのか、勉強をしているのかを確認することが必要だ」と述べている。

引きこもりの魔の手にとらわれた若者達は、一般的に社会との関わりが不十分で内向的である。架空の世界で居心地のよさを感じている。しかし、次第に攻撃的になり、最終的には殺人行為をさえおこなうという争いが起こりうる。ひどい結末を迎えた若者の恋愛や受験といった問題はこの病のきっかけとなっている。

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( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:11897 )