チェリキ教育相、今後義務教育は12年となろう
2007年09月15日付 Milliyet 紙

ヒュセイン・チェリキ国民教育相は、公正発展党(AKP)が法律家に作らせた憲法草案を「完全に理解した」と述べた。チェリキ氏は、「作成された文民憲法の中で高等教育に関する第130条と131条で必要な改正が行われる。高等教育の改革が実現されるだろう。わが政府の保守的構造を取り上げて、宗教的問題で反対戦略が展開されることにはうんざりだ」と述べた。

2007−2008年の学年度が月曜に始まるため、記者会見を開いたチェリキ氏は、2012年には(初等、中等教育と)分割されつつも基礎教育が12年になるだろうと明らかにした。チェリキ氏は「2012年に中等教育の就学率が90パーセントに届けば、もはやトルコは実情として12年の義務教育に移行できる。政府はこれを目標に置いている」と語った。

■ 16万5千人が解決

チェリキ氏は、教師の欠員が2005年は16万5000人であったと明らかにし、次のように言葉を続けた:「あれから今日までに10万人の教師が任命された。6万7000人の教師は、週に4−5時間、授業を担当したが、これらの教師がより多くの授業を担当するようにされた。2万2500人の教師は
職務を遂行せず給料だけ取得する教員(bankamatik öğretmen)だったが、こうした教員はいなくなった。5万7000人の管理職に6時間、授業を担当するようにした。現在は、2万5000人の教師が必要で、科目教師は1万2000人オーバーしている。1万人の新規契約教師の任命を行い、残りの欠員は、時間教師で補充しよう。」

チェリキ氏はクラス教師が4500人必要であると述べ、「数学2」、「家庭科」、「機械・加工・鋳造」などの科目では教師が多すぎることを語った。チェリキ氏は、1万人の契約教師は、イスタンブル、シャンルウルファ、ハッキャーリ、そしてヴァンに最も多く派遣されるだろうと述べた。

■高等教育協議会(YÖK)と協力

チェリキ大臣は、学生選抜試験(ÖSS)で行われる改革に関して、高等教育協議会と協力していくとし、「なされるべきことをやらなければならない。そうでなければ、子供たちを害し続けるのだ」と述べた。

同大臣は、いくつかの県の商業高校への入学者数が増えていることから、一日二交替性に移行するだろうと述べ、この傾向は、(イマーム・ハティーブ高校または職業高校出身者が進学を希望する場合、大学入学試験で試験結果に掛けられる)係数(増加)の変更への期待とは関係のないことを強調した。

■ 宗務庁から採用した教師

チェリキ氏は、宗務庁から国民教育省に異動した600人が宗教文化と道徳知識の教師となったと明らかにし、次のことを語った:

「宗務庁から採用しなければ、いずれにせよ神学部卒で、教育学を身につけた教師を採用するつもりだった。わが政府は保守的構造を持っている。(ただ)わが政府の保守性は、文化的・道徳的分野に限られている。

経済分野と国家の再構築においてわれわれは保守的ではない。わが政府の保守構造を取り上げて、宗教的問題で反対戦略が展開されることにはうんざりだ。(そうした行動は)すでに説得力を失っている。共和国が依拠する基本的性質は、我々にとっても共通の分母だからだ。」

(下略)

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:11917 )