Google、一時的にフィルタリングされる
2007年09月18日付 E'temad-e Melli 紙

 「イラン・イスラーム共和国のフィルタリング関連諸法により、あなたが閲覧しようとしているサイトへのアクセスは禁止されています」。

 このようなメッセージが、シャフリーヴァル月25日日曜日〔=2007年9月16日〕夜11時頃、Googleのサイト、あるいはGoogleのメールサービスであるGmailにアクセスしようとした人々の前に立ちふさがった。ついにGoogleにもフィルタリングがかかってしまったのである。しかしそれは、突然起きたことではなかった。ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)各社は少しずつ、Googleをブラックリストに載せる動きを見せていたのであり、月曜日の朝にはGoogleへのアクセスを許可するプロバイダーはなくなってしまった。

 Googleの検索エンジンは、世界で閲覧者が3番目に多いサイトだ。この検索エンジンはペルシア語を完全にサポートしており、イランから同サイトを閲覧する利用者のために、ペルシア語専用ページが設けられている。そのためペルシア語使用者からは、多くの人気を博していた。

 Googleのフィルタリングを受けてこのニュースをいち早く伝えたのは、ブログであった。そして〔その翌〕朝10時頃メフル通信は、イラン広報評議会のホッジャトルエスラーム・ハミード・シャフリヤーリー書記がGoogleへのフィルタリングを確認したとの報を短く伝えた。

 昨日の早い時間帯にGoogleを含む複数のサイトがフィルタリングされた原因について尋ねたメフル通信記者に対して、同書記は「これらのサイトがフィルタリングされていることを認める」と述べつつ、フィルタリングの理由やその解除の見通しについては明言を避け、詳細な説明を後日に期した。「数時間前から、Googleの検索サイト及びGmailのサイトは、イランの多くの地点でフィルタリングを受けている。またペルシア語によるブログのサービスを提供している、あるサイトについても、一部地域でフィルタリングがなされている」。

 しかしその数時間後、Googleへのフィルタリングは徐々に解除されていく。プロバイダー各社はGoogleの名前をブラックリストから除き始めたのである。正午12時になると、情報技術社のある責任者はファールス通信に対して、Googleへのフィルタリングは間違いであったと述べた。「Googleへのフィルタリングは間違いで起きたものであり、すでにフィルタリングは解除された」。

 この責任者はファールス通信経済担当記者に対して、次のように述べている。「ある間違いが元で、Googleのサイトがフィルタリングされてしまった。この問題はすでに解決している」。同氏はさらに、「Googleのサイト、及びGmailなどのそれに付随するサービスは現在、利用可能な状態となっている」と続けた。

 Googleは検索エンジン以外にも、無料のメールサービスやその他の付随的なプログラムを提供している。そのうちの一つに、Google Earthがある。これは無料のサービスで、特別な設備がなくとも、世界中のどの地点の衛星画像を閲覧できるというものだ。この出来事が起こる3日前、Google Earthに画像を提供しているデジタル・グローブ社は、別の衛星を地球軌道上に打ち上げることで、Google Earthが提供している衛星画像の解像度を極めて高いものとする計画があることを発表している。ロイター通信が伝えたところによると、デジタル・グローブ社のジル・スミスCEOは、この新しい衛星が提供する写真は解像度50センチであると述べている。

 Google Earthのサービスは、これまで一部の国々の抗議に遭ってきた。これらの国々によれば、衛星写真を公開することによって安全保障上の問題が起こる可能性があるという。そのような国々の中に、中国も含まれている。Googleは中国ではフィルタリングを受けており、中国からの利用者は、Googleが提供する一部のページ〔=検索結果の一部〕しか利用することができない。中国はGoogleをフィルタリングしている唯一の国である。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:11962 )