イランとIAEA、P1型及びP2型遠心分離器をめぐって協議を予定
2007年09月24日付 Iran 紙

【政治部】イランとIAEA双方の当局者は、P1型及びP2型遠心分離器に関連した疑問を明らかにすることを目的とした協議を、本日(月曜日)テヘランで始める予定だ。

 イランとIAEA双方は、P1型及びP2型遠心分離器をめぐる問題の解決を目的とした一連の協議を、9月24日と25日に行うことで合意した。この合意は、IAEAのオリー・ハイノネン保障措置問題担当次長とイラン国家安全保障最高評議会のジャヴァード・ヴァイーディー国際問題担当次官との間で、ティール月21日〔=7月12日〕に行われたテヘランでの協議によって得られた合意に基づくもの。

 この合意によれば、イラン側の書面での回答に対してさらなる説明を求めることを目的として、10月中旬にも別の会合を開き、対話を継続させる予定だ。

 ある関係筋がイラン学生通信に語ったところによると、この協議は専門家レベルで行われることになっているとされる。「今回の対話は、IAEAとイラン双方の技術的・法的な専門家らによって行われる。オリー・ハイノネン氏がIAEAの協議団に加わることはないだろう」。

 ■ エルバラダイ「イランの核計画を検証するにあたって、騒ぎ立てる必要ない」

 ムハンマド・エルバラダイIAEA事務局長は、「イランの核計画を検証するにあたって、余計に騒ぎ立てる必要はない。2〜3ヶ月のうちに、イランが〔自らの核開発計画の〕透明化に真剣に努力しているかどうか、判明するからだ」と語った。

 エルバラダイ事務局長はニューズウィーク氏とのインタビューの中で、「関係者らを協議の席に集めなければ、恒久的な解決策を見出すことは不可能となろう」と語った。

 同事務局長はさらに「もしイランが今回の協議を先延ばし戦術として用いるようなことがあれば、誰もそのような行為を支持することはないだろう」とも述べた。

 このインタビューの中で、IAEA事務局長は西側がイランに対して心理戦とプロパガンダを激化させていることに対して、「現在一部の国が考えているのとは異なり、イランは世界にとって脅威ではない」と強調した。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:11998 )