Derya Sazak コラム 左派の討論会
2007年09月29日付 Milliyet 紙

 
 共和人民党(CHP)における党大会の争い及び新たな組織形成に関して声を上げられた考えを2つに集約することが可能だ:
1-党首と党運営とについての考え方が刷新されたCHPにおいて統合されること。
2-左派において新しい政党が結成されること。
 ウール・セテンはCHPに向けた希望を保持している。
「トルコは我々の手中からすべり落ちている。海(デニズ)は終わり、船は座礁した。このような危機的な時期において、我が国が直面している問題をただCHPが政権に就くことによって乗り越えることが出来る。デニズ・バイカルとその周辺では政権に就けないCHPは、団体として、我が国民の将来のために必要である。CHPを継続的な野党状態に追いやった党指導者達の不首尾が乗り越えられるため、CHP党本部の幹部達は若返るべきであり、刷新されねばならない。CHPが政権に就くため、この変化が前提となる。
 CHPをお友達クラブ化し、無期限の野党状態に閉じ込め、組織を受け身にし、反対派を追い出し、7回の選挙で敗北し、党を右化させ、支部の代表同士の駆け引きと党内権力抗争以外は権力と無縁であった失敗した指導者達は、民主主義に基づいて去るべきである。国民の期待もこの方向性にある。
 民主的な政党の規則により門を全ての党員に開いた、党員の権利を信頼の下に置いた、候補者を予備投票により示した、任命されたのではなく選出された新しいメンバーにより刷新された、若く、勇気ある、党の原則に忠実な、左派及びケマリズムに顔を向けられる、大衆に信頼と希望を与えられる、国の問題に現実的な政策によって解決法を生み出せる、民主的な市民団体と共に、大学と共に、若者と共に、労働者と共に、女性と共にあるCHPは与党となる。
 さもなくば、行動が主張に見合っていない、閉ざされた門の背後で候補者を示す、大衆に信頼と希望を与えられない、党員であるかどうかさえ議論の余地があるような人物が長年にわたって支部の代表をつとめ、100万新トルコリラの価値がある本部のエアコン付きの部屋で涼んでいる、大衆から遠い執行部の幹部ではCHPは更に侵食され、支持を失う運命にある」
 ヌーリエ・ヤヴァンは新党に賛成である:
「私は公正発展党(AKP)の成功が、ただタイイプ・エルドアンに帰せられるとは思わない。この成功は、何年も前からが置かれ、目標に到達するために日々努力した、「神の力」がトルコを今回は「市民の」力を使って占領する計画で覆いつくし、それに見合うだけの「あらゆる手段による」資金の確保がなされた巨大な組織の結果であることを、そして残念ながら「基本的な目的」に到達しつつあると、私は考える。
 我が国が今日到達した状況において、もはやCHPのような政党の成功に助けを求めるなどということは呑気の極みである」
 「何をしなければならないか?」に関する議論を続けよう。

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( 翻訳者:関口 陽子 )
( 記事ID:12038 )