ラマザン特別メニューはちっともおいしくない
2007年09月29日付 Zaman 紙

大都市のロカンタやレストランでは、ラマザンのイフタール(断食明けの夕食)に「特別メニュー」が出されている。三流のロカンタでもイフタール特別メニューの値段は最低20YTL(日本円で約1,920円)からだ。断食中の人の多くは、値段が高すぎて豪華なレストランに近寄ることさえできない。値段に関してとやかくいうつもりはない、それが自由市場経済だ。しかし多くの特別メニューは高い割においしくないし、おまけに無駄遣いだ。

大都市のロカンタやレストランはイフタールで「特別メニュー」を出している。イフタールの時間、お腹を満たしたい人々は、どこであれ料理にラマザン前の2倍の値段を払わざるをえない。しかし特別メニューの多くは理解しがたいほどに高い。ただの無駄遣いだ…。皆特別メニューを出さなければならないと考えている。多くのロカンタでお客に特別メニュー以外の食事は出されていない。三流のロカンタでさえ、特別メニューの値段は20YTLからだ。

特別メニューは高い。では料理の味はどうなのか?この質問に答えを出すことは難しいが、どうしても答えるとするなら、お店によって味はさまざまだ。ただ概してほとんどはおいしくない。料理の質が落ちるこうしたやり方がなされると、不幸にも「私はこれを食べたくない」ということもできない。なぜならロカンタの人はあなたにとってその料理がふさわしいと思い、その料理がいいと思っているからだ。そうした場合、目の前に置かれれば何であれ食べざるをえない。通常10-35YTL(960-3,360円)の間で食べている料理の値段は、ラマザンの期間には30-85YTL(2,880-8,160円)に、さらにいくつかのホテルでは120YTL(11,520円)にまで値上がりする。おまけにまだ断食をしない子どもにさえ特別メニューの値段が適用されうる。多くの客がこの状況に不満を抱いている。ロカンタやレストランを「儲けの機会ばかりうかがっている」と非難する者もいる。

主なロカンタ、レストラン、ホテルの特別メニュー料金表:
・ズィヤ・シャルク:フロルヤ店は53YTL(5,090円)、他の店舗は39YTL(3,740円)
・コンヤル:85YTL(8,160円)
・スイスホテル:120YTL(11,520円)
・ラージベルトレストラン:65YTL(6,240円)
・マルマラホテル:75YTL(7,200円)
・ディーワン:60YTL(5,760円)
・レジャンス:35-55YTL(3,360-5,280円)
・コソヴァ:50YTL(4,800円)
・マーベイン:60YTL(5,760円)
・ハジュ・ババ:35YTL(3,360円)

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:12042 )