サファヴィー顧問「アメリカに新たな戦争を始める余力などない」
2007年10月02日付 Iran 紙

 サファヴィー全軍総司令官軍担当上級顧問は、「国の責任者らは敵を見くびるべきではない。国の将来と〔それが直面する〕脅威に対して、きちんとした予測を立てることが必要だ」と強調した。

 メフル通信の報道によると、セイエド・ヤフヤー・ラヒーム=サファヴィー革命防衛隊少将はシャリーフ工科大学で行われた「聖なる防衛」週間記念式典の中で、次のように述べた。「国が直面する政治・安全保障・文化・経済の各領域での危険かつ複雑な状況に留意しつつ、8年間に及ぶ聖なる防衛〔=イラン・イラク戦争〕の結果として安全や国益の確保といった分野で手に入れた諸々の成果を、いま活用する必要がある」。

 同顧問はまた、イラン近隣諸国にいる超地域的な敵の存在に触れて、「敵は現在、われわれの射程圏内にいる。しかし、彼らの力を見くびってはならない」と注意を喚起しつつ、「アメリカのイラクにおける政治的・軍事的戦略は今や破綻しており、このことを考えるならば、彼らには新たな戦争を起こす余力などないであろう」と強調した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(サファヴィー司令官「イランのミサイル力を破壊することは不可能」)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:12070 )