イランでのコレラ感染者数、40人に
2007年10月02日付 Jam-e Jam 紙

【社会部】:保健省のモフセン・ザフラーイー水・食品由来伝染病課長は次のように述べた。「イランで確認されたコレラ感染者数は40人に達したが、治療されたほぼすべての感染者はイラクに行き来した人たちである」。

 ザフラーイー課長はファールス通信に対し、「イランにおいてコレラは、保健省によって制御されている。コレラが発生した地域はマリーヴァーン、バーネなど、コルデスターン州のいくつかの町に限られており、その範囲は広がっていない。すべての感染者が完治もしくは治療下にあり、今年イランではコレラによる死亡者は生じていない」と述べた。

 同課長は続けて「我々が懸念しているのはイラクで依然としてコレラが蔓延していることである。現在イラクで下痢の症状がある3万人の人々の内、検査によって2116人にコレラ菌が見つかっていて、12人が命を落としている」と述べた。

 また、同課長は次のように述べた。「現在コレラはイラクの南部、中部までをも含む全地域で発生しているが、依然として北部、特にスレイマニヤ、キルクーク、エルビールに集中している」。

 同課長は「コレラはイランやイラクのような気候の穏やかな国で、気温が高くなる季節に流行する。ゆえに、もしコレラの集中がイラク北部に留まり、これ以上感染が拡大しなければ、気温が寒くなることにより、2週間後までに、イラクでのコレラの猛威が弱まると予想される。しかし感染が広まった場合、より暖かい南部において、3ヵ月後までコレラの蔓延が続く可能性がある」と述べた。

 さらに、同課長は「イラクへ旅行する予定のイラン国民に対しては、渡航が必要でない場合にはそれを延期することをお勧めする。同時に、保健省職員の勧奨する衛生原則に従うことを、我が国西部に住む国民の方々にもお勧めする」と述べた。彼によれば、トルコや国境西側の近隣諸国におけるコレラの事例は報告されていない。

 コレラは細菌に汚染された水、野菜、食料を介して、もしくは汚染された手から感染する下痢を引き起こす細菌性の伝染病である。治療が遅れた場合、脱水症状によって死にいたる。

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( 翻訳者:高宮望 )
( 記事ID:12147 )