イラクのハシミ副大統領、訪土の成果に満足
2007年10月17日付 Yeni Safak 紙

イラクのハシミ副大統領は、アンカラから求めていた約束を取り付けたと述べた。
ハシミ副大統領は交渉を終えアンカラを発った。

イラクのタリク・ハシミ副大統領は、「会談で我々が求めていたものを取り付けました。現在の危機を取り除くための新しい雰囲気があります。国境を越えたテロ活動に対する対策をたてる機会をイラク政府は与えられるべきです。両国は同意文書に署名しました。まずこれを実行しなければなりません」と述べた。

ハシミ副大統領は交渉を終えアンカラを発つ前にエセンボア空港でメディア関係者の質問に答えた。

ある新聞記者の「外交による解決を再度試みるよう求めていらっしゃいました。この会談でそのような可能性は見出せましたか?」との質問に対し、同副大統領は「会談で我々が求めていたものを取り付けました。現在の危機を取り除くための新しい雰囲気があります」と返答した。

イラク北部のマスウード・バルザーニ地域政府代表と、イラクのジャラール・タラバーニー大統領からのメッセージを携えてきたのかとの質問に対し、ハシム副大統領は「私はここで特定の勢力ではなく、全イラクと全イラク国民を代表しています。トルコ政府と私の特別な関係のために重要な役割を果たしうるのです」と語った。

ハシミ副大統領は、イラク北部に展開される可能性のあるトルコによる軍事作戦に対する異議についてトルコの関係者に訴えたのかという問いには以下のように答えた。
「これはデリケートな問題です。トルコの国家安全保障を脅かすようなテロリストによる攻撃が続く限り、本来、トルコにはテロリストを追跡する正当な権利があります。しかしまずイラク政府に対して、国境を越えたテロ活動を終結させるための機会が与えられなければなりません。これは特にイラクの問題であるのです。なぜならばイラク国内からテロ行動が行われているからです。 両国は同意文書に署名しました。 まずこれを実行しなければなりません 」

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:12178 )