テロにより兵士12名殉職で、娯楽番組自粛ムード
2007年10月22日付 Milliyet 紙

〔前略〕ハッキャーリ県ダウルジャでの奇襲攻撃で12人の兵士が犠牲となったことで、トルコ全土が悲しみにくれる中、テレビ放送局も社会の悲しみに敏感に反応した。

日曜夜に放映の全娯楽番組がキャンセルされた。aTV放送局の『イボショウ』、showTV放送局の『氷でダンス2』と『日曜日のお楽しみ』、star TV放送局の『ポップスターアラトゥルカ』は放映されなかった。アルトゥン・ポルタカル映画祭の枠組みで計画されていた昨日(21日)の行事もキャンセルされた。

映画祭主催者が公表したところによると、映画祭出品作品の華やかな上映に入る前に、アーティストや招待客が参加して行われるカクテルパーティーと、ヒルサイドス・ホテルでアーティストらのために催されるナイト・パーティーも開催されなかった。

■ フェネルバフチェ、ビヨンセのコンサートを中止
フェネルバフチェ・クラブ経営委員会は、ハッキャーリのユクセコヴァ郡でのテロリスト攻撃を受けて10月24日のビヨンセのコンサート中止を決めた。
クラブの公式インターネットサイトに公表された声明では、テロリスト攻撃という事態を受けて運営委員会が緊急に召集されことが明らかにされ、「経営委員会は、会議の結果100周年記念の行事の一環として10月24日水曜日の午後8時半から行なわれるはずだったビヨンセのコンサートを中止することを決定した」と発表された。

公表された声明には、コンサートのチケットを購入した人々に対し、チケット代の払い戻しが行われることを明らかにする一方で、チケットをクラブあるいはクラブ関連の販売窓口で購入した人々は、払い戻し手続きのためにフェネルバフチェ・クラブに申請する必要があること、またビレティックス(Biletix)で購入した人々は払い戻し手続きについて、インターネットアドレスwww.biletix.comkから情報を得ることができると書かれている。

『私達は国民の痛みを共有しています。ビヨンセのコンサートは中止します』という見出しのクラブ声明では、さらに次のような表現が使われた。
「ハッキャーリ県のユクセコヴァ郡における軍と一般市民を標的にした攻撃に対し、痛恨の念と嫌悪を込めて糾弾します。私たちは国民の痛みを、最も深く、心から共有しています。フェネルバフチェ・クラブとして、テロを改めて非難し、犠牲者に神の慈悲を祈り、国民の皆さんにはお悔やみを申し上げます。

歴史を通して大きな戦いをし、最後の血の一滴が滴るまで祖国を守り、そして数多の殉職者を出した私達の国が、この苦しみを団結と協力と良識によって乗り越えること、そして必要な全ての歩みを恐れることなく踏み出すことから逃げないことを全身全霊で信じています」

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:12226 )