ジーロフト遺跡の遺物販売をめぐりロンドン控訴審開廷へ
2007年11月05日付 Jam-e Jam 紙

【文化芸術部】国会対策・法律担当副大統領はジーロフト遺跡の遺物がイギリスのバラカット・ギャラリーにより販売されている件に関して、ロンドンで控訴審が開かれることを明らかにした。

 IRNA(イラン国営通信)の報道によると、控訴審では老舗のアンティーク・ギャラリーであるバラカット・ギャラリーより販売されている遺物に対して、イラン・イスラーム共和国が国有物であると主張していることに関して、判断が下されることになっている。

 この報道は次のように続く。「これらの遺物は調査を依頼されたすべての専門家・考古学者らが一致して確認しているとおり、間違いなくジーロフト地方で発見されたものであり、非合法に密輸という形でイラン国内から持ち出されたものである」。

 法律担当副大統領は、次のように強調している。「もし控訴審が最終的にバラカット・ギャラリー側有利の判決に終わるのなら、その判決は密輸業者らとの結託を宣言するものと見なされるであろう。それは文化遺産の保護を目的としたイギリスの諸々の法律や、イギリスも加わっているユネスコ条約に違反するものである」。〔※訳注:ユネスコ条約は、盗難にあった文化財の輸出入を禁止する条約〕

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( 翻訳者:中谷登紀子 )
( 記事ID:12380 )