ペルシア湾でのイルカの大量死、寄生虫が原因か
2007年11月07日付 E'temad-e Melli 紙

【ISNA】ペルシア湾・オマーン海エコロジー研究所所長によると、この研究所が行ったイルカに対する検死の結果、イルカの集団死の原因は自殺ではないことが分かった。

 モルタザヴィー氏は環境特別調査委員会準備会合において以下のように述べている。「我々は3体のイルカの死体をサンプル調査した。石油による汚染が原因であるような毒素はイルカの胃には見つからなかった。むしろ我々の調査の結果、イルカの死因はイルカの呼吸システムに害を与える、一種の寄生虫による病気である可能性が高まった。〔呼吸困難に陥った〕イルカは呼吸のために浅瀬に避難したが帰り道がなくなり、海岸に打ち上げられたのではないか。また、イルカの死因は漁業によるものでもない。なぜなら、その日6隻の漁船がその海域にいたが、そのうち5隻は港に停泊しており、まったく活動をしていなかった。ただ1隻だけが活動をしていたが、それも海域外のオマーン海で漁をしていたのであり、イルカの死には関係していない」。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:12391 )