イラン人労働力、30カ国へ派遣 ジャーメ・ジャム紙
2007年01月08日付 Jam-e Jam 紙

【イラン学生通信】バーバク・ハーシェムプール国際職業安定組合委員会会長は、「来年からイラン人労働力を30カ国へ派遣することが始まる」と述べた。

同会長は、今年初めから1000人が国内の職業安定所経由で国外に派遣されたとして、次のように述べた。「このうち30%の労働力がイラクへ、70%がオーストラリアへ派遣された。派遣がこの2カ国に限られたのは、他の国ではイラン人を雇うのに必要な下地ができなかったからだ」。

同会長は、国外に労働力を派遣する合意文書が政治的圧力で実現しないと述べたうえで、次のように付け加えた。「非常に安価で英語に精通した労働力がインド、パキスタン、マレーシアから派遣されているため、労働力派遣分野では激しい競争が起きている」。

同会長は、来年は30カ国に労働力を派遣する合意文書が実行されると述べ、次のように説明した。「それらの国として、ポルトガル、英国、イタリア、ドイツ、アゼルバイジャン、トルコ、イギリス連邦諸国、ペルシャ湾岸諸国、インドネシア、マレーシア、南アフリカ、ベネズエラなどが挙げられる」。

また、同会長は、「イラクに派遣された労働力のほとんどは建設分野の人材だった。オーストラリアに派遣された労働力は半専門職とサービスの分野で活動している」と述べた。


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( 翻訳者:吉村かすみ )
( 記事ID:4320 )