ファッラーヒヤーン元情報相、レザーイー元革命防衛隊総司令官らに国際手配:イラン、ICPOの不法かつ政治的な決定に抗議
2007年11月10日付 E'temad-e Melli紙

▼ イラン外務省スポークスマン:「インターポール(国際刑事警察機構=ICPO)に対して政治的目的を伴ったこのような圧力をかけることは、国際社会の法的な規則に反するものであり、受け入れ不可能なものとして断固拒否する」

【政治部】国際刑事警察機構(インターポール)は総会を開き、イランの当局者3名と元外交官2名に対する国際逮捕手配書の発行を、賛成多数で決定した。

 総会の決議により、元情報相のアリー・ファッラーヒヤーン氏、元革命防衛隊総司令官のモフセン・レザーイー氏、元革命防衛隊ゴドゥス部隊司令官のアフマド・ヴァヒーディー氏、在アルゼンチン・イラン大使館元文化担当参事官のモフセン・ラバーニー氏、同大使館元三等書記官のアフマド・レザー・アスガリー氏に対して、「赤手配書」が発行された。インターポール加盟186カ国の各警察は、これに基づいて容疑者を逮捕し、かねてから容疑者逮捕を要請していたアルゼンチンに引き渡すことができる。

 BBCの報道によると、マラケシュ総会に出席した146のインターポール加盟国のうち、78か国が容疑者逮捕に賛成、14か国が反対、26か国が棄権した。この手配書発行の決定は、今年3月15日(エスファンド月24日)にインターポール執行委員会で決定されていたが、イランの反対により、最終的な決定は現在マラケシュで開かれているインターポールの年次総会に委ねられていた。

 この5人のイラン人に加え、数件の爆破事件に関わった容疑に問われている、住所不定レバノン国籍のイマード・ムグニーヤ氏に対しても、本件との関わりで赤手配書が発行されている。

 インターポールの決定は、アルゼンチン連邦裁判所がこれらのイラン人元高官・元外交官に対して発行した逮捕令状にもとづいて採択されたもの。アルゼンチン連邦裁判所はブエノスアイレスのアルゼンチン・イスラエル友好協会ビルの爆破を計画し、レバノンのシーア派集団ヒズブッラーのメンバーを通じて同計画を実行したとして、彼らを起訴している。

 1994年7月18日(1373年ティール月27日)に発生したこの爆破事件により、85人が死亡、200人以上が負傷した。

 7階建てのアルゼンチン・イスラエル友好協会ビル(AMIA)爆破事件は、一旦イラン人当局者への逮捕令状発行に至ったが、同事件を捜査していた裁判官がさまざまな違法行為に問われ、証拠書類の信憑性に疑問が提起されたため、本件は終了したと考えられていた。

 その後しばらくして、この事件の捜査は再開され、アルゼンチン検事総長は事件当時それぞれ大統領及び外務大臣を務めていたアクバル・ハーシェミー=ラフサンジャーニー氏とアリー・アクバル・ヴェラーヤティー氏に対しても、ブエノスアイレスでの爆破事件の計画立案に関与していたとして、逮捕令状を発行するという事態に発展した。しかし、インターポールはラフサンジャーニー氏とヴェラーヤティー氏、および事件当時駐アルゼンチン大使を務めていたハーディー・ソレイマーンプール氏に対する国際手配の発行については認めていない。

(後略)

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(翻訳者:中根敦)
(記事ID:12442)