トルコでのアルコール依存症、10年で2倍に
2007年11月19日付 Radikal 紙

「1984年の調査で、アルコール依存症の恐れがある人はトルコの全人口のうち0.9%であったのに対し、この割合は1994年には1.8%に、そして2004年には3%に増加しています。つまりこのデータは、トルコでのアルコール依存症が10年ごとに倍増していることを示しています」
これは、アランヤで開かれた「アルコホーリクス・アノニマス(断酒会)第2回トルコ国際会議」における、ガーズィー大学薬学部精神医学学科のゼフラ・アルカン教授の発言である。同教授は、問題に対処するためにはアルコール依存症のメカニズムが解明されることが必要だと述べ、トルコでも最近このテーマについての取り組みが開始されたことは喜ばしいことと語った。同教授によると、昨年提示された「依存症センターガイドライン」は重要なステップだという。

■女性の場合、性欲減退も
アルカン教授は、アルコール依存症が男性の場合は、動脈硬化から性機能障害、物忘れから健忘症、肝機能障害からうつ病までの様々な問題を引き起こすと話しているが、次の発言も注意を引くものである。「女性における影響はさらにひどい。男性にみられる全ての症状に加え、出産への悪影響や性欲減退が起こります。」 

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:12478 )