大統領、シリア外相と会談:「秋の中東和平国際会議はパレスチナ人民にとって害しかもたらさない」
2007年11月21日付 Iran 紙

【政治部】イラン・イスラーム共和国大統領はシリアのワリード・ムアッリム外相との会談で、「〔アメリカのアナポリスで開かれる〕秋の中東和平国際会議の主催国〔=アメリカ〕はアラブ諸国をシオニスト体制に結びつけることを狙っている」と強調した。

 大統領府広報局が伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はまもなくアメリカで開かれる秋の中東国際平和会議について言及し、この会議はパレスチナにとって害しかもたらさないだろうと述べた。

 大統領は、シオニスト体制とはアメリカの体の一部であると指摘した上で、次のように述べた。「敵は地域の諸国民、特にレバノン国民やパレスチナ国民に対して長期的な計画を立てているが、地域のイスラーム諸国が心を一つにして連帯することで、敵どものすべての陰謀を無力化することができるだろう。特にシリアがとっているスタンスは重要である」。

 アフマディーネジャード大統領はまた、「アメリカとシオニスト体制は、今や落ち目である」とも述べた。また大統領は発言の別の箇所で、敵はイランとシリア両国の国民を引き離そうとしていると述べ、さらに「この点について、我々は警戒して行動する必要がある。互いに協力しあい、志を一つにして地域の問題の解決に取り組もう」と呼びかけた。

 大統領はまた、シリア、イラン、レバノンの各国民が一致団結することこそ、地域に勝利をもたらす唯一の方法であるとの考えを示し、「地域のイスラーム諸国が一致団結することで、敵のすべての陰謀も水泡に帰すであろう」と述べた。

〔後略〕

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:12509 )