イスタンブルの革製品工場跡地売却に協力体制確立へ
2007年11月26日付 Milliyet 紙

カズルチェシュメにあった工場を、1990年代にトゥズラやチョルルをはじめとする国内各地に移転した革製品業者たちが、カズルチェシュメの工場跡地をまとめて売却するために協力体制を築いた。

イスタンブルの最も人気の高い用地のひとつであり、海岸沿いにある約100ドヌムの土地の売却手続きを進めるために、11の革製品業者が集まり、『カズルチェシュメ建設』という会社を設立した。

会社の経営理事長に選出されたマトラシュ革製品社オーナーのハック・マトラシュ氏は次のように語っている。
「カズルチェシュメにある用地の最初の所有者たちの多くは亡くなり、土地は遺産相続者の手に遺されました。これらの一部は、困難な状況にあります。用地は、記念碑委員会の要望と市役所の開発状況によって区切られました。しかしこれらを別々に利用することは不可能です。そのため共同で行動し、全ての土地所有者を代表して国、および関係者と接触するための会社を設立したのです」

■土地は200ドヌム
マトラシュ氏は、用地を売却するため活動を開始しているが、もし魅力的な提案がなされるのであれば、等価交換方式のプロジェクトも前向きに検討できると話している。
同氏は、カズルチェシュメには自分たちが所有する土地に加え、市役所、ワクフ(基金)、そしてトルコを離れた人々が所有する100ドヌムの空き地がさらにあることを明らかにし、「今のところは欲しいという人はいませんが、事態は急速に進んでいます」と語った。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:12538 )