アフガニスタンの親トルコ感情、理由はトルコ軍兵士とトルコ学校
2007年11月27日付 Zaman 紙

世界中の多くの国々にはトルコ学校があり、トルコの知名度を上げるのに大きく貢献している。トルコ学校は、公正発展党(AKP)のクズルジャハマムでの諮問会議でも大きな話題となった。

国会議員らに外交政策に関する発表を行ったアリ・ババジャン外務大臣は、トルコが在アフガニスタンのNATO総司令本部を任されている関係で、アフガニスタンに関する情報を提示する際、とりわけトルコ学校に関し語った。アフガニスタンの人々は親土的であると語る一方で、こうしたプラスの感情が生まれた背景には、トルコ学校とアフガニスタンで活躍するトルコ軍が大きく貢献していると強調した。アフガニスタンでは一人当たりの国民所得が300ドルであると語るババジャン氏は、「これほどの貧しい国でさえ、27ものトルコ学校が存在するのだ。このトルコ学校では38,000人の学生が教育を受けている。」と述べた。またトルコ学校は「エリート教育」を施していることに注目し、次のように続けた。「政府高官の子供たちもトルコ学校で学んでいます。なぜならトルコ学校はアフガニスタン最高のエリート学校だからです。ヘラートにあるトルコ学校では5つの言語が一度に教えられています。皆この学校に子供を学ばせようと競っています。ここで学んだものは将来アフガニスタンを代表する人になるはずです。アフガニスタンとトルコにとってこの学校の存在は非常に重要なのです。」

アフガニスタンのトルコ学校は、イギリスの外相ディヴィット・ミリバンドが先の9月の頭にアリ・ババジャンを訪問した際にも話題に上った。イギリス外相は、トルコの国際貢献について語った際、トルコの企業家が開いた「アフガン・トルコ女子高等学校」を例に挙げた。ババジャン氏もトルコ軍兵士がアフガニスタンで非常に好意的に見られていると語った。アフガニスタンでの1200名のトルコ兵士の活動を説明したババジャン氏は、他国の兵士が市中で、腕にトルコ共和国の記章をつけ巡回していることが確認されていると語った。加えて、「アフガニスタンではトルコ軍に大きな愛着と共感があります。そのため他国の兵士がトルコの記章をつけて巡回していることを知った。これは良いことではないので対策が取られるよう、我々はこの問題に立ち入ったのです。なぜならアフガニスタンの人々はトルコ軍の兵士をあまりにも気にしないし、またほとんど警戒しないからです。」とも述べた。

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( 翻訳者:石丸由美 )
( 記事ID:12540 )