10歳の娘に麻薬を販売させて父親、逮捕(Radikal紙)
2007年01月14日付 Radikal 紙

道ばたで麻薬の取締りをしていた警官の近くに怯えた眼で少女が近づき、持っていた4個の錠剤を警官に渡した。「これは麻薬です。お父さんが私にこれを無理やり売らせているのです。お願いです、彼を捕まえてください。」

■売るのを嫌がったら殴られた
10歳のN.D.という名の少女の話しは警官を驚かせた。父親への不満を語った少女は「お父さんが麻薬の錠剤を私に渡して、1個当たり5YTL(約420円)で売らせています。売るのを嫌がると、手と足を縛られて、こん棒で殴られました。みんなに中毒なってほしくありません。お願いです、私を助けてください。お父さんを逮捕して、ほかの人を中毒にさせなで下さい。私に麻薬を売らせるために、私を学校にさえ行かせません。」と話した。N.D.は最初に児童相談所に送られ、その後、県立社会福祉事務局に付属するスラメシェレル・リュシュトリュ・ブルル児童養育施設に引き渡された。

■父親のムスタファD.は逮捕
その間、警察は少女の家へ強制捜査を行い、父親のムスタファD.を逮捕した。N.D.以外にも3人の子供を持つ父親は、泥酔状態で警察署に運ばれ、供述もせず「検察官に話す。」と述べた。ムスタファ D.は子供に麻薬を販売させた罪と、児童虐待の罪で検察に送られる。


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( 翻訳者:松岡聡美 )
( 記事ID:4353 )