アフマディーネジャード大統領:「我々はニカラグア国民及び政府とともにいる」 エッテマーデ・メッリー紙
2007年01月15日付 E'temad-e Melli 紙

【エッテマーデ・メッリー】マフムード・アフマディーネジャード・イラン大統領はラテンアメリカ歴訪の続きとしてニカラグアを訪れ、新たに就任したダニエル・オルテガ大統領と会談した。会談は多岐にわたり、互いを支持し合うものとなった。

マフムード・アフマディーネジャード大統領は共同声明と協力協定書に署名した後、記者団を前にこう強調した。「イランは全ての気高き国家、とりわけラテンアメリカ諸国の発展、独立、そして安定を支援する」。

アフマディーネジャード大統領は、ラテンアメリカの人々に友情を感じ、理想をともにしていると述べ、ニカラグア政府と国民を中米における独立運動の象徴だとし、この地域の人々はイランや世界のその他の国民と同様、敬虔で、公正さを追求する人々だと付け加えた。

イラン大統領とオルテガ大統領は親密な雰囲気の中行われた会談の中で、イランとニカラグア両国が今後一層意識を高め力をつけることで、自分たちの重要な役割を果たしていくことを強調した。アフマディーネジャード大統領はニカラグア大統領の協力に言及したうえで、「イラン革命とサンディニスタ革命は益々深遠に、かつ経験を重ねて生き続けており、両国の将来はこれまでにないほど希望あふれるものとなろう」と述べた。

オルテガ大統領も両国の革命が1979年に勝利したことに触れ、この二つの革命を双子の革命と名づけ、次のように説明した。「ニカラグアはイラン人の祖国であり我が家である。我が国民はイランの勇敢な大統領の公式訪問を心から喜んでいる」。

両大統領の演説後、国民の声を受ける際、アフマディーネジャード大統領はニカラグア人の赤ん坊をしばらく抱きしめたが、この行為に首都マナグアの人々は声援と拍手を送り、歓声を上げ、全員で「マフムード、マフムード」と叫んでいた。

アフマディーネジャード大統領はオルテガ大統領との会見で、「自分の経験の全てをニカラグアの発展に捧げる」と述べたうえで、次のように表明した。「イランは全ての気高き国民、特に親愛なるニカラグア国民にとっての我が家である。したがって、愛する兄弟、オルテガをも我が家に招待する。革命的な令夫人とともに来てほしい。必ずやイラン国民の熱烈な抱擁と歓迎を目の当たりにするだろう。そして必ずや、我々は力の限りニカラグア国民及び政府とともにいるだろう」。

その後、大統領はエクアドルに入り、「覇権体制の不愉快と怒りを買いつつも、イランとラテンアメリカの協力関係は強化されるだろう」と述べたうえで、「我々は世界の前途にある変化と推移に備えねばならない」と説明した。


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( 翻訳者:緒方萌 )
( 記事ID:4375 )