アルコール飲料の密輸組織、摘発される
2007年12月12日付 Jam-e Jam 紙
発見されたアルコール飲料
発見されたアルコール飲料

【事件部】首都テヘラン治安警察長官は、アルコール飲料密輸組織が摘発され、9名の容疑者が逮捕されたことを明かした。

 首都テヘラン治安警察長官のアリープール司令官はこのように述べた上で、さらに次のように明かした。「アルコール飲料を国内に持ち込んでいるとされる密輸団の活動について、市民から通報を受けた。それを受け、治安・倫理警察捜査課の捜査官らはこの問題の捜査を開始した。秘密捜査を続け情報を収集した結果、ついに捜査官らは密輸団4組織の構成員らがアルコール飲料を他の商品で隠す形で、イラン西部国境からテヘランに運んでいることを突き止めた」。

 アリープール司令官はさらに、「司法当局に本件について報告した上で、治安警察作戦実行部隊は検問を実施、タマネギや砕石など多くの積み荷を乗せていた車数台を停車させ検査をしたところ、そこからアルコール飲料が入ったボトル4万本を発見、押収した」と述べた。

 「今回の作戦の第一段階で、9名の容疑者を逮捕した。捜査によると、これらのアルコール飲料は10日前に製造されたもので、社会の倫理に打撃を与える目的で密売人らによって国内に持ち込まれたものだった。密売人らは安心を得るために、海外でアルコール飲料に対して保険をかけていたことも分かった」。

 アリープール司令官はさらに、「首都テヘラン治安警察は、社会に堕落を広げることを目的に活動している、このような密輸団の特定・摘発を特に重視してきた」と強調した。

〔中略〕

 同司令官は社会的安全計画の次の段階についても、次のように語った。「ラーダーン司令官からもあったように、さまざまな方法を用いて、断固とした態度でこの計画を今後も続けていく予定だ。市民にとって深刻な懸念となっている、規範を破る行為を取り締まることが、この計画の本来の目的である。警察は自らの本来の義務に基づき、市民の要望に応えていくつもりだ」。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:12649 )