仏大統領の妨害にエルドアン首相が苦言 「フランスの失うものは大きい」
2007年12月13日付 Radikal 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、フランスのニコラ・サルコジ大統領がEU首脳会談の最終声明でトルコと「メンバー」及び「加盟」という言葉がともに使われることを妨害していると答え、「こうしたことでフランスは何も利益を得ない。失っている」と述べた。

エルドアン首相は、昨晩ヒルトン・ホテルでトルコ実業家協会(TÜSİAD)によって催されたレセプションで行った会見で、「このことは、フランスの特色になった」と述べた。更に、EU内部でフランスが孤立した立場になっており、数カ国が支持するのみだと述べた。そして「親愛なるサルコジ氏と行った会談では、その場その場で異なる振る舞いを見せている。スマートではない」と話した。エルドアン首相は、サルコジ氏と今後行う会談でもこうした見解を伝えると述べた。

エルドアン首相の会見の後にベルナル・エミ仏大使と会談した。エルドアン首相はエミ大使に「あなた方からの心からの友情を期待しています。あなた方のこの態度はあなた方にも、他の国にもなんの利益にもなりませんよ」と伝えた。

■ ババジャン大臣:昨日の会見

トルコ実業家協会主催のレセプションで見解を述べたアリ・ババジャン外務大臣は、「公式見解は、金曜日(明日)の最終声明をみてから行います。今日は公式な見解を出しませんでした。彼らの決定は(EU加盟に関する)議論の路を外しはしません」と述べた。

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( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:12663 )