チルレル元首相「亡命先から帰国する際、危険性を認識していた」
2007年12月28日付 Zaman 紙

昨日(27日)暗殺されたベナジル・ブット元首相と1993年にボスニアを訪れたタンス・チルレル元首相が、パキスタン国民に対しお悔やみを述べた。

チルレル元首相はザマン紙に対し、「(ブット元首相は)パキスタンの情勢が非常に緊迫していることを認識しながら語ってくれ、暗殺の犠牲者となる可能性を口にしていた。すべてを覚悟の上で帰国した」と話した。また、クルバン・バイラム(犠牲祭)に会ったのが最後であるとし、「私をパキスタンに招待してくれた。お受けしようと考えていたところだった」と話した。ブット元首相はパキスタン帰国前、チルレル元首相にメモを送ったという。そこには、パキスタンにはムシャラフ大統領とも合意の上で帰国すると書いてあった。

ベナジル・ブット元首相は、チルレル元首相が首相に選ばれた直後の1993年、2度目の首相となった。イスラム世界の2人の女性首相は、同年ボスニアに歴史的訪問をしていた。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:12764 )