真の犯人は刑法301条を擁護する者たちだー作家パムクのコメント
2007年01月22日付 Radikal 紙

 アゴス紙の前に集まった市民がフラント・ディンク氏の遺影の前に色とりどりの花を供えた。

ノーベル賞受賞作家オルハン・パムク氏は昨日(22日)、アゴス新聞社と故フラント・ディンク氏の自宅があるバクルキョイに住む遺族を訪れた。パムク氏はディンク氏の遺族を訪問したあと、次のように述べた:

「刑法301条を擁護する者たち、そして同法をまだ維持しようとしている者たちが、彼の死に責任がある。刑法301条に関する運動を行っている者たち、親愛なるディンク氏をトルコの敵と罵る者たち、標的と見なす者たちがまず今回のディンク氏の死に責任を負っている。それから我々にも責任がある。フラント・ディンク氏は、勇敢で、はっきりとものを言う人で、考えていることを包み隠さない人間だった。しかしこれらの理由ではなく、トルコ政府によって認められなかった考えのために彼は殺された。私はとても辛い。我々は相容れない考えを持つ人物を殺したのだ。」

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:4420 )