国防相「ブッシュには理性的な行動を取るよう勧める」 エッテマーデ・メッリー紙
2007年01月25日付 E'temad-e Melli 紙

2007年1月25日付エッテマーデ・メッリー紙

【ISNA】国防相はブッシュ米大統領及びその補佐官らに対し、「理性的になって、自らの国民の利益を考えるべきだ。アメリカ国民も指導者らの気違いじみた行動には反対している」と忠告した。

 モスタファー・モハンマド・ナッジャール国防相は、「イラン攻撃に関する最近のさまざまな議論に真実味はあるか。またイランは攻撃に対処する準備はできているか」との問いに対し、「軍はすでに最高レベルの準備と力を整えており、いかなる脅威をも打ち砕くことができる」とした上で、「われわれの任務は、準備することである。われわれは平和と安定を望んでおり、近隣諸国とも何の危険もなく共生することができると考えている。その一方で、地域外の国々のプレゼンスは、地域の不安定化と不穏の原因となる」と語った。

 国防相はさらに、「今日、われわれのミサイルはすべて、国産であり、国防省の研究者らの設計によるものである。われわれは国産の原材料を確保できる状況にあり、何をしなくてはならないのかも分かっている」と述べた。

 ナッジャール国防相はTOR-M1〔地対空〕ミサイルをロシアから購入したことに関して、「われわれは国防に関して、ロシアと非常に良好な関係を有している。最近もTOR-M1ミサイルを購入し、すでにわれわれの側への受け渡しは完了している」と語った。

 同国防相はまた、アーザーデガーン平野の〔イラクとの〕国境地帯で、アメリカの偵察機が撃墜されたとのニュースが先日報じられたことに関し、「調査をしたが、このような事実はなかった」と指摘した。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:4447 )