イランが天然ガス輸出を制限 トルコやギリシャにも影響
2008年01月10日付 Yeni Safak 紙

冬の到来と共に消費量が増えると近隣諸国は様々な口実で天然ガスの輸出を滞らせ始めた。イランがトルコへの天然ガスの輸出を断ったので、我々もギリシャへの天然ガスの輸出を停止せざるを得なくなった。

イランが天然ガスの輸出を停止したこととロシアが輸出量を減らしたことを受けて、Bプランを検討しているトルコは、この計画の重要な一端であるアゼルバイジャンの天然ガスにおいても短時間障害が生じた。アゼルバイジャンで電子システムにおける問題が原因でシャーデニズのパイプラインは操業不能となったが、すぐにその問題は解決された。1日に1億2500万立方メートルの天然ガスを必要としているトルコは、約3000万立方メートル近いイランの天然ガスが停止されたことをうけて、シャーデニズ(・パイプライン)に(不足分を)要請したが、そこでも問題が起こった。シャーデニズから1300万立方メートルを超える天然ガスを購入し始めたトルコは、今回もアゼルバイジャンで問題が起こると天然ガスを確保できなかった。

シャーデニズからギリシャへ供給が必要とされる中、イランの天然ガスが停止されたことでトルコが購入を開始したガスの量は150万立方メートルだと明らかになった。とりわけ、ギリシャはクリスマス休暇でこの天然ガスを必要としなかったのでトルコが問題のガス量を自家消費に割当てると明らかにする一方で、ギリシャへのガスの供給は圧力上の問題が起こらないように継続せざるを得ない、と発表された。

トルコは一日に150万立方メートルのシャーデニズ産のガスを再度ギリシャに供給を続ける予定である。液化天然ガスの利用と天然ガスから電気を作り出すことを減らしたため、150万立方メートル分の(ガスの)減少はトルコで問題とならないだろう。

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( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:12852 )