欧州人権裁判所、トルコ軍キプロス侵攻時に行方不明のギリシャ系住民遺族の訴え、認める
2008年01月11日付 Yeni Safak 紙

1974年のキプロス侵攻時に行方不明になったと主張される18人のギリシャ系住民の遺族の訴えにより開かれた裁判で、欧州人権裁判所はトルコに非があることを認めた。同裁判所は、トルコが問題の裁判に関する有効な捜査を行わなかったと判断し、トルコが欧州人権条約第2条、3条、5条を犯しているという見解を示した。

欧州人権裁判所は、トルコが裁判費用として原告それぞれに対し4000ユーロ(約65万円)ずつ支払うことを命じた。同裁判所はこの判決理由を、トルコが問題となった主張に関して「有効な捜査を行わなかった」とした。判決を受けてトルコ側は不服を訴える準備をしている。トルコは判決の上訴にあたる大法廷に持ち込む予定だ。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:12858 )