北イラクへの就学移動者増加中
2008年01月14日付 Hurriyet 紙

この1年、トルコから400人の学生がアルビル、ダフーク、スレイマニエ各県にある大学に入学していることが明らかになった。ダフーク大学の理学部・文学部の英語教員であるイギリス国籍のナタリア・タリ氏は、ディヤルバクル、シュルナク、バトゥマン、そしてハッキャーリから多くの学生の入学申請があり、年々この数が増えていると述べた。タリ氏は、「トルコの学生は、ここを選んでいる。学生たちには月150ドルの奨学金、無料の食事、そして住居手配の機会が提供されている」と述べた。しかし高等教育機構(YÖK)は、こうした学校の適切さを認めていない。

イギリスから3年前にダフーク大学に来て、理学部・文学部で英語の授業の担当を始めたナタリア・タリ氏は、学生たちの大部分はシュルナク、ディヤルバクル、バトゥマン、そしてハッキャーリから来ていると述べた。またタリ氏は、「北イラクの諸大学において、就学の機会はかなり良い。学生たちには、キャンパス内で生活し、食事する機会も与えられている。トルコからやってくる学生たちの多くは、英語を選んでいる。私はここに3年間いるが、諸大学には、とても素晴らしい環境がある。トルコとともに、イラクの他の地域、シリア、イランからの学生も、我々の大学には多数いる」と述べた。

■服装の問題はない

北イラクの大学では、全員が好きな服装で勉強を続けていると説明した学生の中で、イラン人のレムズィイェ・ドゥルキさんは次のように述べている:
「私はイランからここに来ました。ダフーク大学にはとても良い環境があります。私はコンピュータ学科に通っています。ここは、イランよりも良い環境が整っています。私は頭を覆っています。誰も私の恰好に干渉する人はいません。私が望んだように教育を受けられます。他国の学生達ととても仲良く生活しています。月に1度支給される150ドルの奨学金も良い待遇です。大学には男子より女子の方が多くいます。私たちはこのこともかなり気に入っています。いくつかの授業では、女子生徒の数が、男子生徒の2倍になることもあります」

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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:12883 )