ラクダのレスリングを観光客も見学
2008年01月21日付 Zaman 紙

アメリカ、ロシア、日本から来たおよそ600人ほどの観光客が、ラクダのレスリングを最初から最後まで興味深そうに観戦した。セルチュク・エフェス文化観光財団とセルチュク市が開催したフェスティバルで、レスリング場にラクダの所有者によって大事に飾り付けられ、連れられてきた「(ヒトコブの雌ラクダとフタコブの雄ラクダを掛け合わせた)テュルュ(と呼ばれる雄)」のラクダたちには、観客から大きな拍手が挙がった。ラクダのレスリングが行われた場所の周りに集まった訪問者たちは、天気も良かったこともあり、食事の席も整え、ラクダのソーセージを食べながらレスリングを観戦した。フェスティバルではラクダを制御する者たちは、容赦なく戦うラクダを引き離すのに時々難儀した。

セルチュク市のヴェファー・ウルグル市長は、諸郡において40年の歴史を持つ催しの、26回目を迎えるにあたっての喜びを口にした。「ラクダのレスリングは閑散期に観光上、真に貢献しています。かつて輸送業で使われていたラクダが存在する大きな理由は、(今では)このレスリングにあります。ここでの光景は、まさにかつてのオスマン時代のラクダ市のようです」と述べた。

■ ラクダの所有者が争った。

ムーラ県のヤタアン郡で高等専門学校の付属施設建設資金を得る目的で催されたラクダのレスリングで、事件が起こった。共和人民党のムーラ県選出のフェヴズィ・トプズ議員、ヤタアン郡長のシェフムズ・ギュナイドゥン氏と何千人もの人が観戦したラクダのレスリングに、エーゲ地方のいくつかの県から連れられた110頭のラクダが参加した。レスリングの間、ラクダの所有者の間で諍いが起こった。一時戦場に変わったレスリングに、警察隊が割って入った。レスリングの間、何頭かのラクダも観客席に入り込んだ。ヤタアン市のハシュメット・ウシュク市長は、「我々の基本的な目的は、長年も続くユルック(遊牧民)の文化を忘れず、発展させながら存続していくことを支援することです」と述べた。

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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:12947 )