国会議員ら、ガザでのシオニストの犯罪行為に抗議してデモ行進を実施
2008年01月24日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】第7期国会議員らはシオニスト体制の犯罪行為を非難し、パレスチナ人民への共感を表すために、バハーレスターンにある国会議事堂からパレスチナ広場とパレスチナ大使館へ向けてデモ行進を行った。

 本紙の国会担当記者が報じたところによると、人民の代表者たる国会議員らは抑圧されしパレスチナ国民、特にガザ人民に対するシオニスト体制の蛮行に抗議するため、パレスチナ大使館の前で抗議集会を開き、エルサレム占領体制によるパレスチナ被抑圧民に対する大量虐殺を非難する声明文を読み上げた。

 昨日行われたこの集会で、ゴラーム・アリー・ハッダード=アーデル国会議長は、シオニスト体制による犯罪行為を非難した上で、「国連や国連安保理は、権力者たちに奉仕する以外に、どのような利益を今日の人類にもたらしているのか」と声を上げた。

 同議長はさらに、「われわれはイスラーム諸国の首脳らに、このことに関して沈黙することのないよう要請する。この犯罪行為を糾弾するために、イスラーム諸国会議機構臨時会合を開くよう求めているイラン・イスラーム共和国大統領の呼びかけに、早急に答えるよう期待する。また、首脳らには単なる表面的な非難で満足することなく、このことに関して真剣な決断を下すよう望む」と強調した。

 ハッダード=アーデル国会議長はまた、イスラーム諸国及び非イスラーム諸国の国会議員らに対して、パレスチナを支持することで自らの叫びを世界中の人民の耳に届けるよう求め、さらに次のように述べた。「シオニスト体制の重罪人どもは、犯罪行為を重ねれば重ねるほど、イスラーム教徒の間に抵抗の種子が一層まき散らされるということを知るべきだ。覚えておくがよい、次の世代は今の世代よりもさらに、その抵抗を強めるだろう」。

 国会議長はまた、イラン国会議員によるパレスチナ広場での抗議集会はパレスチナ人民を支持するイラン国民の声に他ならないと強調した上で、「今日、イスラームの目覚めの時代が到来している。イスラーム教徒たちは自らの政治的アイデンティティを獲得した。もはやシオニスト体制の犯罪行為に対して、沈黙するようなことはない」と続けた。

 ハッダード=アーデル国会議長はさらに、アメリカによるパレスチナ占領体制への支援に言及して、次のように語った。「ハマースは民主的な手段を通じて、パレスチナ人民の過半数の票によって権力の座についた。国際的な監視団も、この選挙の有効性を確認している。このような中、民主主義を口にする彼らは、パレスチナ国民の票によって生まれた政府と議会に対して、どのような振る舞いをしているだろうか」。

 その上で議長は、「このような振る舞いは、彼らの民主主義に対する支持というものがまったくの偽りであるということを示している」と強調した。

 国会議長はまた、アメリカは自らの利益を守ろうとした時はいつでも、人権を叫ぶ傾向にあると指摘した上で、「パレスチナの抑圧されし新生児たちはガザ地区の電気が止まってしまったために、病院で命を落としている。パレスチナ人の病人たちは、ガザ地区に対する厳しい封鎖措置のために、死んでいっている。このような中にあって、アメリカは『人権』を主張している」と声を上げた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12969 )