イスタンブルの花火工場で引火爆発事故、死者22名
2008年02月03日付 Milliyet 紙

ダヴトパシャで発生した爆発で死者数は昨日22名に増加した。事件現場を訪れた共和人民党デニズ・バイカル党首はエルドアン首相を批判した。
爆発で重傷を負い、イスタンブル大学医学部の病院の集中治療室で治療をうけていたセダト・チェリキとサトルムシュ・ハイラマズが昨日亡くなった。

トルコ大国民議会のメラル・アクシェネル副議長とバイカルは事件現場で視察を行った。責任者から資料を受け取ったバイカルは、「これはアッラーの意思ではない。これは天命でも事故でもない。これは公然と起こったある陰謀のようなものである。すでにこのような事件は世界のいかなる文明国で起こるものでない。首相となることはどういうことだ?この国でのすべてのことに「私が責任を負います」ということだ。「私はイスタンブルに責任を負う、イスタンブルを私が守ります」と大げさに言っているではないか。まさに首相にとって必要なことはこれだ、首相、あなたにはこれを行ってもらいたい。これは事件だ。イスタンブルにおけるこれらすべてを解決しうる基本的なプランについて、政府、首相は何を行ったのか?」と語った。
爆発で命を落としたオルハン・サダイ(26歳)のために、バイラムパシャ・フェヴジ・チャクマクモスクで葬儀が執り行われた。ギュルハン・チャブク(31歳)は、トラブゾンのワクフケビル郡で埋葬された。ベガ・マキネのデザイナーで、1人の子を持つ母のギュルハン・チャブクの葬儀は、ワクフケビル・イエニモスクで行われた。2人の子どもの父であるヤシャル・カラ(37歳)は、トラブゾンのマチカ郡のアタス区に埋葬された。爆発の中、友人を救おうとして亡くなったハサン・アクフン(21歳)は、マルディンに埋葬された。息子は警察官になることを夢見ていたと話した父ムスタファ・アクユンは「息子は友人のため命を犠牲とすることをためらわないような子だった。結局友人を救おうと命を落とした」と述べた。ヒュセイン・タイランオール(36歳)もチョルムのスングルル郡のバグダッドル村で最期の旅路にたった。
アスラン・ドーアン(35歳)のためにギレスンのチャルダー区のヤフヤルモスクで葬儀が行われた。ドーアンの妻ゼリハ・ドーアンは、子供たちオギュン(9歳)、ビルギュル(7歳)と6ヶ月のメルヴェギュルと葬儀に参列した。ゼリハ・ドーアンは、6ヶ月のメルヴェギュルと夫の棺のそばにより、「娘に父の顔を見せたい」と述べた。ドーアンは、涙をながし、腕に子供を抱きながらしばらく夫の顔を見ていた。心の傷のため治療を受けたオギュンも父の葬儀の礼拝で冥福を祈った。

■バイカルの現場視察
爆発現場を訪れたバイカルに新聞記者は、政府が計画した地方自治体整備計画に関してバイカルに質問を向けた。バイカルは「『地方自治体をどのように区分けし、野党の手からどのように手にするか、選挙で有利になるにはどのようにしたらいいか』。彼らの頭にあるのはそれだけだ」と返答した。政府は、共和人民党を苛立たせる形で地方自治体の境界線を引こうとしていると主張するバイカルは、「これらでは解決策にはならない」と述べた。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:13045 )