不貞を働いた姉妹に対して死刑判決
2008年02月04日付 Jam-e Jam 紙

【事件部】各々の夫に対して不貞を働いた姉妹に対し、死罪が言い渡された。

 ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、今年ファルヴァルディーン月上旬〔2007年3月末頃〕、二人の男性がキャラジのファルディース一般・革命検察庁に出頭し、見ず知らずの男性らと内密の関係を持ったとして、妻らを訴えた。

 訴え出た男性の一人は、次のように述べた。「数ヶ月前、私の妻が〔付近を〕いかがわしく往来し、見ず知らずの男たちが自宅に入り込んでいるとの苦情が、地域の住民から私のもとに寄せられた。そして二ヶ月前に、私は妻の行動の変化に気づき、彼女の隠された秘密を突き止めようと決心した」。

隠しカメラによって二人の女の秘密が明らかに

 彼は続けて次のように述べた。「1週間前、妻の行動を監視し、見ず知らずの人間が自宅を出入りしていないか見張るため、隠しカメラを購入し、自宅に取り付けた。数日前、妻の不在中に、カメラの映像をチェックしたところ、妻と妻の妹が二人の見ず知らずの男と内密の関係をもっていることを突き止めた。その映像を見て、彼女たちが私と義理の弟に対して裏切り行為を働いているのを確信、私はこの忌まわしい映像を見せようと、義理の弟を自宅へ呼んだ。〔私は〕この出来事について〔彼に話したが〕、彼は信じようとしなかった。しかし、映像を見るや涙をこぼし、彼女たち二人を殺害しようと決心した。しかし、私は彼を思いとどまらせ、法廷に出頭し彼女たちを法の下で処罰しようと決めた」。

 この夫たちの訴えを受け、彼らの妻たちは逮捕され、警察署に身柄を移送された。彼女たちは取り調べの中で、自身の罪を自白した。

 不貞を働いたこの二人の姉妹の身柄は法の下に刑務所へ引き渡され、起訴状の発行を受け、彼女たちの事件はテヘラン州刑事裁判所第80法廷へ引き継がれた。スーラティー裁判長は被告人の陳述を聞いた後、4名の補佐裁判官とともに、姉妹両名に対し死刑を宣告した。

 二人の被告はこの判決に対して控訴し、本件は最高裁判所へと引き継がれた。そして数日前、最高裁判所裁判官らは、死刑判決を認め、本件は死刑執行のため、ラマザーニー判事率いるキャラジ検察庁第1判決執行局のもとに引継がれた。近く、この姉妹に対し刑が執行される見通し。

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( 翻訳者:大場麻子 )
( 記事ID:13082 )