ナズィーフ首相がスマート・ヴィレッジを視察、ビジネスマン協会、米議員団とも会見
2008年02月08日付 Al-Ahram 紙

■ 国内・海外投資額の増加を受け、エジプト経済は好調
■ ナズィーフ首相、米議員団およびビジネスマン協会と会見、スマート・ヴィレッジを視察
■ 政府は社会的公正および持続的経済成長の実現に挑む
■ 貧しい農村地域の振興に民間部門が参画
■ ビジネスマン協会:「政府は新プロジェクトの認可において透明性を保っている」

2008年02月08日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【カイロ:シャリーフ・ガーバッラー】

 アフマド・ナズィーフ首相は、国内および海外からの投資額増加の結果、経済成長率が8%に達したことを受け、エジプト経済は世界経済停滞のいかなる悪影響も受けていないと発表した。投資額は2007年7月から12月期に900億エジプトポンドに達しており、なかでも公共投資は20%に達していることを見れば、エジプト経済が好調であることは明らかであるとした。

昨日スマート・ヴィレッジを視察し、IT社会の建設に向けた複数のプロジェクトの着工式を行った首相は、その後の記者会見で「インターネット回線のダウンはエジプト社会がインターネットに依存し始めていることを示す健全な現象だ」と述べた。

またビジネスマン協会の運営委員会と会合した首相は、マグディー・ラーディー内閣報道官の声明を踏襲しつつ、エジプトの農村部、特に貧しい農村部開発のための政府計画にビジネスマン協会が果たす役割、およびその計画への参入を可能にする件に力点を置いて話をした。

 ビジネスマン協会側は、新規プロジェクトに関わる認可にあたり、政府はすでに透明性を確保していると発表した。特に世界最大手の製鉄会社が最近獲得した認可について、これによって世界的企業が安心してエジプト市場に参入することができ、同時に経済改革プログラムの実効性が確認できる出来事であったと述べた。

 またナズィーフ首相は超党派の米議員代表団とも会見し、エジプト政府にとっての最重要課題は、経済の持続的成長および社会的公正の実現であると強調した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:13111 )