最高裁判所名誉検事長、世俗主義に反する行動をすれば解党となると発言
2008年02月13日付 Milliyet 紙

最高裁判所名誉検事長サビフ・カナドオールは、歴史に学ばない者達は同じ出来事を経験するだろうと発言し、
「ふたつの政党が宗教を政治に利用し、世俗主義に反対の立場をとったため、そしてイスラーム風スカーフを擁護したために閉鎖されたことは近い過去に起こったことだ。諸政党は、
憲法と法律の決めごとの範囲内で、活動しなければならない。この義務を隅に追いやり、世俗主義の原則に反した活動をするのでしたら、閉鎖されて当然です」と述べた。

カナオールは、アタテュルク思想協会カドゥキョイ支部によってマルマラ大学ハイダルパシャ・キャンパスで開催された「法律および政治学校」に参加し、憲法第10条、および第42条の改定は、憲法に対して直接的に行われた策略だと主張した。
また同氏は、「直接的な結果は出ない行動だ。改定は、直接的にイスラーム風スカーフを自由化する質のものではないし、改正はスカーフ着用に直接に自由を与えるという問題の本質を投げかけてもいないし、おおもとの原則であり、共和国の基本原則の基礎である世俗主義の原則を背後から傷つけようとする以外のなにものでもない」と話した。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:13120 )