コソヴォ独立宣言雑感
2008年02月18日付 Radikal 紙

■ EUのマーチ、記念碑、巨大なケーキ

独立宣言に続き、コソヴォ・フィルハーモニー・オーケストラが欧州連合EUのマーチとなったベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」を演奏した。首都のプリシュティナの青年広場では、独立記念碑が披露された。コソヴォ風で作られた1.5トンの巨大な独立ケーキも切られた。タチ首相が、ブルガリアから用意した8万トンの花火も上がった。

何万もの人が、赤地に双頭のワシのデザインのアルバニア国旗と星条旗、EU旗を持って通りになだれ込んだ。スピーカーからはアルバニアの民謡が流れ、太鼓や笛の伴奏で踊った。大きなアルバニア国旗は15ドル、小さなアルバニア国旗は3ドルで、「独立」や「アルバニアになることはとても素晴らしい」とプリントされたTシャツはとてもよく売れた。店やレストラン、オーストリア航空まで全ての場所で50%の割引がされた。

■ トルコ人からもお祝いのメッセージ

コソヴォにある30のトルコ系市民団体の名の下に共同委員会がお祝いのメッセージを発表し、トルコ社会が2級市民から解放され、トルコ共和国が独立したコソヴォにさらに大きな支援をすることを信じていると述べた。

■ ティラナも幸福

友邦の祝いに加わったアルバニアは、首都のティラナにある全ての通りがお祝いのために通行止めになった。アーティストは広場で、人々と忘れられない一日を過ごした。

■ アルバニア人は貧困にあえいでいる

昨日グランドホテルでの記者会見中生じた停電にタチ首相が怒ったことは、コソヴォの諸問題を目の前に提示した。年間に国際社会から30億ドル、国外のアルバニア人から80億ドルの送金を受けているコソヴォに独自の資源はない。

2000万人の人口のうちの45%が失業中で、37%は2ドルという貧困の境界よりも下で、15%はさらに低いレベルでの暮らしをしている。多くの都市で一日の12時間は停電している。道路網は崩壊状態だ。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:13158 )